レッスンで気をつけていること その②
必要な子には練習の大切さをお話して、親御様にも練習の声かけをしてもらえるようお願いする。
現在のこつこつコースの生徒様は、みなさん普段からしっかりと練習してくれるので(ありがとうございます!先生うれしい!)
厳しくレッスンすることはあまりないのですが、
「発表会に出たい!!」
「早く上手になりたい!!」
と、自分からお話していたのに必要な練習時間を確保できない子や、正しい練習をお家でしない子には厳しく言うこともあります。
こつこつコースは、人前で演奏が出来るまで上達を望んでいる方のコースです。
レッスン内容は、ご自宅での練習の仕方や、練習している曲をもっと素敵に演奏するにはどうするかを学んでいきます。
お家で練習をしてきたことが前提でレッスンが進みますので、厳しいですが生徒様が練習してきて下さらないと
そもそもレッスンにならないコースなのです…(:_;)
自分一人が楽しむためにピアノを弾く楽しさと、人に聴いてもらう為の楽しさは違います。
人前で演奏して、聴いている人も自分も楽しめる演奏をするにはどうしても練習が必要です。
K高校のYくんがとてもいいことを言っています。
こんな感じの人
本当に楽しむためには強さが要る
…Yくんを描いた後、この言葉を言っていたのは嶋田マートの方だったと判明しました。
ごめんあそばせ。
この「強さ」というのは、ピアノだと基礎力、音色を変える技術、作曲家や時代の背景の知識だったりと色々ですけど、これはレッスンを受けただけで身につくものではありません。
自分の強さにするのもすごーく時間がかかります。
数年前私は3つの教室でレッスンしていたので、発表会は年に数回ありました。
それ以外でも他の先生のお教室の発表会に行ったり、私の先生の発表会に出演させていただいたり…
多くの発表会でたくさんの生徒様の演奏や、本番までの過程を見ることができました。
そこで分かったことは
発表会などのイベントを本当に楽しみ、充実した時間を過ごせるのは、
きちんと練習してきた子たちだけだということ。
もちろん、練習していても100パーセント完璧な演奏が出来るわけではありません。
それでも、
「ちょっと間違えちゃったけど、なんだかすごく楽しかった!」
…と、自分の素敵な思い出に発表会を加えられるのも
たくさん練習したのに失敗して悔しくて、
涙がとまらない…
と、音楽性も人間性も一気に上がるこの気持ちを全力で感じることが出来るのも
練習した子たちだけです。
講師になりたてで、
まだ生徒様が集まってない時は
練習について厳しく言うことに抵抗がありました。
でも、実際に教える生徒様が増え、
発表会に送り出すと、
「あ、言わないといけないことは言ったほうがいいな」
と悟りました(笑)
むしろ言った方がその後ピアノを楽しんでくれるということが分かりました。
また、親御様のお声かけの効果も抜群です。
ピアノは基本的には一人で練習する習い事なので、毎日練習するのが大変な時もあります。
でも、講師だけではなく毎日一緒に過ごしている親御様の一言があるだけで生徒さまはやる気が出たりします。
毎日練習している生徒さんのお家の様子を聞くと、親御様が毎日練習のお声かけをしてくださっていたり、
生徒様のお家での演奏の感想を伝えていたりするようです。
今まで全然練習しなかったのに、親御様にも練習のお声かけをして下さい、と伝えた翌週は人が変わったように練習してくる子もいます。
この効果を実感してからは、親御様にもお声かけのご協力をお願いしています。
え~!!まってまって~!!
「私発表会とか出るのむり!!そういうの求めてないのよ!」
「練習できる時間はとれないんです…でも楽しく通いたい(:_;)」
…という生徒様ももちろんいらっしゃいます。
そのような方にはゆったりコースがおすすめです。
こちらのコースで気を付けていることはこちら↓